マウスピース矯正
透明なマウスピースを使用し矯正を行う方法で、軽度〜中程度の不正咬合の治療に適しています。
永久歯の生え始めた年齢から、大人まで可能な矯正方法で、他の器具を使う矯正方法に比べ、目立たず違和感が少ないことが大きな利点です。
装着したままの会話も可能ですので、仕事を行っている方でも継続しやすいです。
歯を少し小さくし、移動用マウスピースを装着し、マウスピースごとに0.3mm〜0.5mm程度の移動を行います。
マウスピースの交換を繰り返し、最終的な歯並びの完成を目指します。
1日20時間程度の装着を目標にしますので、終了までの自己管理が重要です。
また、当院で行う場合、治療に先立ち、実際に見た目や装着感等を確かめ、継続できるか確認することもできますので、その旨ご相談ください。

装置は薄いため、あまり目立ちません。

実際に装着したときの状態です。
治療の流れについて
1.口腔内診査(虫歯の有無や歯肉の状態、現在の歯の生え方を確認して今後の基本計画を決定します。)
レントゲン撮影(レントゲン撮影を行い、永久歯の大きさを確認します。)
模型作成(型取りを行い、参考模型を作成します。)
2.移動量の確認後、歯を小さくし、移動スペースを確保します。
1回の削除量はしみない程度で行い、スペース不足が大きく削除量が大きい場合は、2回に分けて行う場合もあります。
その後、型を取りマウスピースを作成します。
3.作成したマウスピースを装着し、歯の移動を開始します。
一度の移動量は0.3mm〜0.5mm程度のため、装着時の痛みは無いか、または軽度です。2〜3週間程度使用することで、歯の位置が固定されます。
4.前回のマウスピースが抵抗なく装着できるようになれば、次のマウスピースに交換し更に移動を行います。
これを繰り返し、目標の位置へ移動させます。
5.予定位置への移動後、咬み合わせのチェックを行い、問題がない場合は診療終了となります。
